こんにちは。
韓国でも年末にかけ一日で新型コロナウイルス感染者が1000人を超える第3波が来ていました。しかし、1月24日には400人を切るなど減少傾向が見られています。MERSの時に感染が爆発したことの教訓が今に活きているという話も聞きます。
韓国では第3波が来た時にどのように対応したのか。確認しながら何か日本でも得られることはないか考えていきたいと思います。
対策①GoToの迅速な停止
韓国でもGoToのような政策を打ち出していたようですが、再開直後に中止されました。感染拡大している局面ではGoToを行わず、感染終息を最優先したわけですね。また事態が改善すれば再開すればいいという迅速な判断です。
対策②飲食店などの営業時間を午後9時以降禁止
日本と同じように時短営業となっています。しかし、日本が要請であるのに対して、韓国では禁止令です。違反すると罰金となる厳しい規則となっています。
対策③5人以上の集会の禁止
こちらも違反すると警察沙汰になるようです。最初は都市部で発令されていましたが、徐々に全国にも発令され、集団で飲食を行うなどについては非常に厳しい対応をとることになりました。
対策④大規模PCR検査の実施
無料で受けられる検査場を多く設けているようです。陽性者を割り出して市中感染する前に隔離し、感染拡大を図っているようです。
他にも11月時点で病院やスーパーなど人通りの多い公共の場に行く際にマスクの義務化を行っています。1万円弱の罰金も取っているそうです。
このような対策を見ていて日本はどうなのか考えるとまずは政府の動きが鈍いなと感じます。韓国は過去の教訓を活かし、次の一手を早くうっています。
日本はGoTo停止にしても緊急事態宣言にしても国民が遅いと感じるタイミングまでしなかったですよね。しかも緊急事態宣言に至っては各自治体が出してくれというお願いをしてから出ている府県もあります。
政府は国の中核なのでここの動きが鈍くては感染が終息しなくて当たり前かもしれません。
また、飲食店などの営業時間を見ると日本より1時間長いんですよね。(日本は午後8時より自粛要請なので全店で時短営業ではありませんが。)
1時間長くても対策ができているのは集会を禁止しているからということが大きいのかもしれません。ドイツの対策の話の時にも書きましたが、飲み会で大勢で話すことはクラスター発生に対してすごくリスクがあります。
韓国のように罰金を取るほどに強い規制を行うべきかということには賛否両論あると思います。ですが、集団で長時間マスクを外して飲食しないということは非常に重要になっていることが再認識できます。
日本も今までの失敗したところも活かしながら、政府主導で迅速な対応がとれるといいですね。みんなの心に響くように政府も迅速で心に訴えかける対策をしてもらいたいです。菅首相のスピーチ力も大切ですね!
ではでは。