作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。月・水・金12時更新。こんにちは~ではではの間に皆さんにとって興味のわく話題を提供していきたいと思います。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【リハビリ】訪問リハビリの目標

こんにちは。

 

訪問リハビリが家で行うリハビリというのは文字通りなんですが、実際になにを目標にどう関わるのかということが定まらないことがあります。病院では身体をほぐしたり、運動したりということがイメージとして強いかもしれません。今日は訪問リハビリがどう求められているのかと現状について取り上げます。

 

まず、国の方針では

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このようになっており、立つ・座るといった心身機能への支援はもちろんなのですが、食事や排泄といった身の回りの動作、家事動作への支援も期待されています。更に仕事や地域の集まりといった社会参加についても国としては期待しているわけですね。

 

では現実の目標はどうなのかということなのですが、

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この様になっています。求められているのは社会参加ですが、実際は青の部分(心身機能)に関わる支援が圧倒的に多いということです。一方で緑の部分(社会参加)は2.3%しかありません。

 

また、支援内容を見ると

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このようになり、身体をほぐしたり、筋トレをしたりということが7~8割にも昇ります。これは病院で初期から行っていた内容がリハビリとして認知されるので、訪問になっても社会参加まで踏み出せず、身体の運動で終わってしまうことが少なくないということを表しています。

実際に私自身ほぐさないと「なんでリハビリしてくれないの?」と言われたことがあります。本当は生活の中全てがリハビリで私たちはそれが安全に円滑に行えるように支援させていただく立場なんですけどね。

 

もちろん神経難病の方など全ての方が同じ支援の仕方ではありません。症状が進んでしまう病気にはまた違う支援の仕方があります。

 

自分で動くことがリハビリにならず、他人に動かしてもらうことがリハビリになってしまったのには病院などでの関わりもあったと思います。私は今は病院で勤務していますが、患者さんに自分で行うすべてがリハビリなんだということを再認識してもらい、地域に送り出して、その方がより良い生活を行えるように支援していきたいと思います。

 

ではでは。