こんにちは。
年末に不妊治療の助成について書きました。今年よりいよいよ助成制度が変わりましたね!
では今回は前回書いたアンケート調査で気になる2点について書いていきたいと思います。
①昨年度までの助成金(1回目30万、2回目15万)は十分な助成額でしたか?
→十分:22.8%、不十分:77.2%
4人に3人が不十分と答えました。50~80万程度かかるのであれば、15万では十分ではないと感じる方が多いです。仮に50万で済んだとしても15万の援助で、35万が自費となるとけっこうな負担ですからね。35万で妊娠できればいいですが、何度も行う方も少なくないので積み重ねると100万以上の負担になってきますから。保険適応が待たれますね。
続いての質問で金銭的な理由がより分かってくると思います。
②仕事と不妊治療は両立できていますか?
→両立できている:53%、両立できず仕事を辞めた:16%、両立できず不妊治療をやめた:11%、雇用形態を変えた:8%、その他:12%
両立できた方と両立できなかった方が半数ずつです。雇用形態の変化や退職があると夫婦の年収が大きく変わりますよね。二人の収入があれば維持できるが、一人では難しいこういったことがあるため、助成金でも不十分と答える方が多かったようです。
また、不妊治療が大変な理由に両立している方、両立できなかった方両方に通院回数が多い、精神的な負担が大きいという理由が入っています。検査や採卵、卵を戻す過程でも何度も仕事を休む必要がありますし、1度でうまくいけばいいですが、何度も必要な場合は精神的にも体力的にも厳しいと思います。
知り合い夫婦も職場へ迷惑をかけている後ろめたさがあると話し、奥さんは仕事を辞めていました。職場の理解も必要かと思いますが、不妊治療を受けていることに対して後ろめたさを感じない社会をつくっていくことも必要ですね。子どもの授業から不妊治療の知識を取り入れていくことも重要かもしれません。
企業に対しては「働き方改革推進支援助成金」や「両立支援等助成金」を中小企業が受給できるような仕組みを考えるそうです。また、治療のための休暇制度導入を支援する企業向けのセミナーも今後開催し、企業理解を促していくそうです。
子どもがほしいと思うたくさんの夫婦が幸せな家庭を築いていけるような社会にソフト面でもハード面でも変わっていってくれることを切に願います。
うちもコウノトリさんお願いします!!!
ではでは。