こんにちは。
今日は脳画像の見方MRI編です。
まず、MRIの原理からいきたいと思います。
MRIとは日本語では磁気共鳴画像法といい、Magnetic Resonance Imagingの略です。
CTと比べ、分かりにくい部分もあるのですが、
・MRIはプロトンのエネルギー放出~元に戻る状態をベクトルで検出
(スピンの方向を検出)
・原子量の大きい脂肪や血液などはエネルギー吸収が早い(元に戻るのが早い)
・原子量の小さい水(H₂O)などはエネルギー吸収が遅い(元に戻るのが遅い)
これらの状態を条件により見え方(検出の仕方)を変化させてT1、T2などの画像が得られます。
画像の種類としてはT1強調画像、T2強調画像、FLAIR、DWI(diffusion weighted image)があります。こちらについては次回詳細を記載します。
CTとの違いですが、このようになります。
よくCTとMRIのT1強調画像がどう違うのかということも話題に上がりますが、頭蓋骨部分が白く写るのがCTとなります。
簡単に特徴についてまとめました。次回は前述のとおり、T1強調画像、T2強調画像、FLAIR、DWI(diffusion weighted image)について記載します。
ではでは。
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