作業療法つぶやきブログ

作業療法つぶやきブログ

現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【脳画像】脳画像の基本 MRI 1

こんにちは。

 

今日は脳画像の見方MRI編です。

f:id:rihaot:20201218231024p:plain


まず、MRIの原理からいきたいと思います。

MRIとは日本語では磁気共鳴画像法といい、Magnetic Resonance Imagingの略です。

水素原子核(プロトン)に反応し、画像を描出します。

 

CTと比べ、分かりにくい部分もあるのですが、

MRIプロトンのエネルギー放出~元に戻る状態をベクトルで検出

 (スピンの方向を検出)

・原子量の大きい脂肪や血液などはエネルギー吸収が早い(元に戻るのが早い)

・原子量の小さい水(H₂O)などはエネルギー吸収が遅い(元に戻るのが遅い)

 

これらの状態を条件により見え方(検出の仕方)を変化させてT1、T2などの画像が得られます。

画像の種類としてはT1強調画像、T2強調画像、FLAIR、DWI(diffusion weighted image)があります。こちらについては次回詳細を記載します。

 

CTとの違いですが、このようになります。

f:id:rihaot:20201218233213p:plain

よくCTとMRIのT1強調画像がどう違うのかということも話題に上がりますが、頭蓋骨部分が白く写るのがCTとなります。

 

簡単に特徴についてまとめました。次回は前述のとおり、T1強調画像、T2強調画像、FLAIR、DWI(diffusion weighted image)について記載します。

ではでは。

 

過去記事はこちら

rihaot.hatenablog.com